日本刀の鑑賞基礎知識 復刻版

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所感

2000年至文堂刊行を復刻した内容。

カラー口絵は前半に20ページ弱。拵や、三所物(目貫など)の写真が主。

充実した内容。刀剣の鑑賞ポイントがわかる。

それ以外はモノクロ。刀身は白黒写真。

書籍の性質上、精細な写真というわけではないが、刃紋がどのようなものかはわかる。

写真も古いようで、一部の写真では、解像度が物足りなく感じる部分がある。

図版目録あり。

用語解説あり。

掲載一覧

色久威胴丸腹巻鹿児島神宮
白糸威日の丸胴二枚胴具足 東京国立博物館
梨地螺鈿飾剣 東京国立博物館
梨地螺鈿飾剣(部分) 東京国立博物館
沃懸地蒔絵群島文兵庫鎖太刀 東京国立博物館
群鳥文鐔 東京国立博物館
牡丹唐草文兵庫鎖太刀 丹生都比克神社
黒漆太刀 猿投神社
桐唐草文金装革包糸巻太刀 東京国立博物館
青漆銀流水文太刀大小拵 東京国立博物館
漆絵大小拵 巌島神社
朱漆金蛭巻大小拵 東京国立博物館
金熨斗青漆刻鞘打刀拵
金熨斗合口拵 大神山神社
黒漆合口小さ刀 久能山東照宮
金平目地家紋散両腰
鞘塗のいろいろ
弓矢雁透鐔 尾張 東京国立博物館
蟹透鐔 尾張 東京国立博物館
木賊刈り図鐔 銘東雨 東京国立博物館
伊勢名所図鐔 銘後藤一乗 東京国立博物館
梨子地葵紋散糸巻太刀 東京国立博物館
沃懸地葵紋散打刀拵 東京国立博物館
葵紋散小柄・笄 東京国立博物館
葵紋散鐔 東京国立博物館
鳥蝶図頭 一二点
徳川家康像(東照大権現神影像) 西林寺
太刀 (名物 大般若長光) 東京国立博物館
直刀 (丙子椒林剣) 四天王寺
太刀 伝天国(小烏丸)宮内庁
刀身彫刻(倶利迦羅、三体仏、不動二童子像)
刃文 (直刃・小足)
刃文 (匂口の締った直刃、葉)
刃文 (沸出来の直刃・柾目鍛え)
刃文 (乱れ映り・直刃小丁子)
刃文 (浅い湾れ刃・金筋・〈稲妻〉・地景)
刃文 (浅い湾れに互の目・牡丹映り・杢目肌)
刃文 (浅い互の目刃・肌にからんだ砂流・板目肌)
刃文 (丁子刃・蛙・足・葉)
刃文 (丁子刃)
刃文 (尖り互の目〈三本杉〉白け映り)
刃文 (互の目・板目流れた鍛え)
刃文 (濤瀾刃・小板目約んだ鍛え)
刃文 (逆丁子)
環頭太刀(革包漆塗拵) 亀岡神社
毛抜形太刀伊勢神宮
太刀拵と打刀拵 東京国立博物館
糸巻太刀拵と衛府太刀拵
大小拵(小付脇指拵)
腰刀(菊造腰分)防府毛利報公会
大脇指(雲龍蒔絵朱漆大小) 尾山神社
小脇指(英小さ刀)
短刀(黒漆藤花蒔絵合口拵)
槍 号蜻蛉切
片鎌槍
薙刀 銘長光 東京国立博物館
刀 銘水心子正秀 出硎閃光芒如花二腰両腕一割若瓜
刀 水心子正秀(寛政元年)
刀 石堂運寿是一元治元年)
刀 備前介宗次、稲妻雷五郎合作(嘉永二年)
刀 東虎行秀(明治二年)
環頭大刀拵·大刀身 小村神社
兵庫鎖太刀 熱田神宮
刀身彫 (天照皇大神)
刀身彫(八幡大菩薩)
刀身彫 (摩利支尊天)
刀身彫(白山権現)
西洋刀剣
太刀 銘備前國友成造
太刀 銘正恒
太刀 銘安綱 静嘉堂
刀 刀剣断面
鉄の組み合わせの種類
刀剣製作工程
鍛冶(職入尽絵〈東北院歌合〉) 東京国立博物館
研師(職人尽絵) 嘉多院
研 (職人尽絵〈七十一番歌合〉) 東京国立博物館
刀剣研磨の工程
三条殿夜討ち(平治物語絵巻) ボストン美術館
四条河原の侍(洛中洛外図屏風〈舟木本〉) 東京国立博物館
鞘巻うり(職人尽絵〈七一番歌合〉) 東京国立博物館
鞘づくりの工程
布袋図ニ所物 無銘後藤祐乗
塔鎌透鐔(甲冑師領)
富嶽図七宝小柄 平田道仁
鴛鴦図七宝小柄 平田道仁
張果老図鐔 銘山城国伏見住金家
牛に松葉透鐔 銘信家
車透鐔 銘埋忠明寿
葡萄文鐔 銘埋忠明寿
梅に月透鐔 林又七 黒川古文化研究所
投桐透鐔 林又七
桐紋透鐔 金銘楽寿 永青文庫
瓢に桐透鐔 銘神吉楽寿
唐草文鐔 平田彦三 永青文庫
翁鈩七宝文鐔 平田彦三
鶏図 志水甚五 黒川古文化研究所
遠見松透鐔 西垣勘四郎
睡布袋図小柄 銘宗珉(花押)
蝙蝠図小柄銘宗与(花押)
獅子寿老人大小鐔 銘宗珉 (花押)
獅子牡丹図大小鐔 大小銘大森英秀(花押)
睡布袋図小柄 銘安親(花押)
猛禽図大小鐔 大小銘寿岳斎 石黒政美之鐫
牟礼高松図鐔 銘利寿(花押) 永青文庫
豊干禅師図鐔 銘安親 黒川古文化研究所
聖衆来迎図大小鐔 大鐔銘聖衆来迎相 応中井武成需 文政壬午春 後藤光代(花押) 小鐔銘文政八四年孟春 後藤法橋一乗(花押)
鯉魚図鐔 銘夏雄(花押)
八仙人図三所物 小柄 銘万延元年庚申弥生龍法眼清寿(花押) 笄 銘忘白勢留香主人需東龍斉法眼 (花押) 目貫 銘清寿(花押)
太刀 小龍景光の彫物とその写し
短刀 銘則重とその雁物
上折紙(光常)と下折紙台帳写(琳雅)
刀剣手入れのための道具
拵に装飾された螺鈿と金具
刀袋と刀箱
短刀 名物庖丁正宗
童子切安綱の箱
太刀 銘安綱(名物童子切安綱) 東京国立博物館
刀 銘備前國住長船次郎左衛門尉勝光子次郎 兵衛尉治光 一期一腰作之佐々木伊豫守 乃木神社
金象嵌銘長谷部国重本阿(花押) 黒田筑前守
太刀 銘助真 日光東照宮
刀 伝正宗(名物石田正宗)
大水牛脇立兜
波頭兜
野郎頭兜 東京国立博物館
大阪陣図 大阪城天主閣
七星剣 四天王寺
金銀細荘大刀拵 正倉院
太刀 銘宗近 宮内庁
太刀 銘三条(名物三日月宗近)
太刀 銘備前国友成(名物鶯丸)宮内庁
太刀 銘正恒
太刀 銘久国(花押)
太刀 銘国友 熱田神宮
太刀 銘国安
太刀 銘則国 熱田神宮
太刀 銘国綱(名物鬼丸国綱) 宮内庁
短刀 銘吉光(名物平野藤四郎) 宮内庁
太刀 銘国行
太刀 銘国俊 弘安元年一二月日 東京国立博物館
短刀 銘了戒(名物秋田了戒):
短刀 銘来国光(名物池田来国光)
太刀 銘包永 東京国立博物館
太刀 銘国行
太刀 銘大和國尻懸住則長作
短刀 銘国光(名物会津新藤五)
刀 伝正宗(名物太郎作正宗) 前田育徳会
短刀 銘正宗(名物京極正宗)宮内庁
太刀 銘一
太刀 銘吉房 東京国立博物館
刀金象嵌銘光忠光德(花押)生駒讚岐守所持 永青文庫
太刀 銘長光
薙刀 銘備州長船住景光、元享二年八月日 東京国立博物館
太刀 銘守次
太刀 銘康次
太刀 銘備州萬壽住右衛門尉吉次作 日枝神社
脇指 銘備中國住次直作 延文三年一二月日
短刀 銘信国
刀 伝貞宗
脇指 銘宇都宮大明神 相模國住人廣光、八幡大菩薩 文和五年卯月日
短刀 銘相州住秋廣、永和二
太刀 銘兼氏
短刀 銘兼友 日本美術刀剣保存協会
太刀 銘備前國長船住兼光 建武二年七月日
太刀 銘備州長船住義光 建武二二年一二月日 亀岡八幡神社
太刀 銘備前國長船住長義 東京国立博物館
刀 銘左、筑州住
脇指 銘奉富士本宮源式部丞信國、一期一腰 應永廿四年二月日 富士山本宮浅間神社
刀 銘濃州閔住兼吉
刀銘兼常
太刀 銘兼元
刀 銘村正
脇指 銘相州住綱廣
太刀 銘備州長船盛光、應永三年一二月日
刀 銘備前國長船住左衛門尉藤原朝臣則光於作 州鷹取庄黒坂造、鷹取勘解由左衛門藤原朝臣 泰佐打ス長禄三年己卯十二月三日
刀 銘備前國住長船次郎左衛門尉藤原勝光作、 及心處不可有此上者也 永正九年八月吉
太刀 銘備前國住長船馬三左衛門尉祐定作、 天文八年二月吉日
刀 銘日州古屋住國廣作、藤原兼治刀 天正十四年八月日
脇指 銘日州古屋住國廣(花押) 銘国安
刀 銘山城國西陣住人埋忠明壽(花押) 慶長三年八月日他江不可渡之
刀 銘伊賀守金道
刀 銘丹波守吉道
刀 銘越中守正俊
刀 銘(葵紋)以南蛮鐵於武州江戸越前康繼 本多飛騨守所持内 かさね胴及度々末世剣 是也(立葵紋)
刀 銘繁慶、写危無城兵悪雪安神器精
刀 銘肥前國忠吉、慶長十四年正月十一日
刀 銘奥州仙台住山城守藤原國包(金象嵌) 筧新兵衛差領之内、寛文十一年十二月十六日 二ツ铜 土壇入切手蓬田安太夫(花押)
刀 銘井上真改(菊紋)寛文十三年八月日
刀 銘摂州助広
刀 銘津田越前守助延宝七年三月日
脇指 銘大和刀住人九郎三郎重国居 駿河州後於紀伊州明光山作之羽掃 為都筑久 太夫氏勝作之元和八年戊八月吉日 鑿物 天下一池田権助義照
脇指 銘長曽称奥里虎徹入道 同作彫之寛文元年八月日
刀 銘源清詹弘化丁未年八月日
固山宗次の小龍景光写の茎銘文 (彫物は泰龍斎宗寛の手になることが判る)

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